2025-10-29
支えてくれる人がいる。

野田国際コミュニティハウスに入寮したきっかけは、両親からの勧めでした。朝・夜のごはんが出て、建物もきれい。なにより大学からすごく近いのが、面倒くさがり屋な性格の自分にぴったりで、迷うことなく入寮を決めました。
「大学生活をここで過ごしながら楽しむぞー!」。そんな風に思いながら高校を卒業し、4月から始まる、新しい生活に心を躍らせていました。
ところが、憧れていた大学生活は始まりませんでした。新型コロナウイルスの影響により、すべての授業がオンラインになり、入学式なども中止となったのです。
こうして一度も大学に行くこともなく、オンラインで授業が始まりました。レポート? Excelで表を作る? プログラミング? こんなに課題あるのか・・・。部屋でひとり毎日、ただパソコンに向き合う日々が続きました。実家に帰りたいなと思うときもありました。でも、この生活を支えてくれたのが寮の友達、寮の先輩、そして寮長でした。
ここには、いつも楽しく一緒にご飯を食べられる友達がいます。困ったときに助けてくださる先輩方もいます。外出する時には「いってらっしゃい」、帰寮したときには「おかえり」と声をかけてくださる寮長がいます。さらに、入学式中止で着られなかったスーツを着用しての撮影会をはじめ、履修相談会やパソコン講習、オンライン文化祭への出演など、たくさんのイベントを先輩方が企画してくださりました。その一つひとつが貴重な経験であり、大切な思い出となりました。
授業がオンラインになり、人との交流が減っても、この寮のなかには、いつも温かい言葉があります。その言葉に支えられ、いま、充実した生活を過ごせています。そして、共同生活のおかげで協調性も高まりました。友人とお互いを高めあうことができています。
私にとって野田国際コミュニティハウスは、大学では得られないことを学べる場所であり、かけがえのない思い出が詰まった大切な場所です。

東京理科大学 理工学部経営工学科2年
※本記事は2021年8月時点の内容です。

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